旦那さんがラクロッサーでよかったことは? 青学出身・現CHEL副将の山本(平山)梨衣奈さんが語る【後編】

LIFESTYLE

旦那さんもラクロッサーのりいなさん。結婚や普段のことをお聞きしました。

前編はこちら

ラクロスの経歴
2012〜2015年 青山学院大学(DF幹部)
2018年 CHEL加入
2019年 DF幹部
2020年 CHEL主将
2021年 CHEL副将

――旦那さんとの出会いから結婚までの経緯を教えてください。

共通の知人が紹介してくれました。居酒屋で会ったのですが、純粋に「コーチ同士としてのつながり」ということでお互い男女としてあまり見ておらず、LINEの交換さえしませんでした(笑)次の週に私がFacebookの友達申請をしたことがきっかけでやり取りを始めて、気づいたらお付き合いをしていました。

付き合って早々から結婚の話は出ていましたが、お互いのラクロスや夫の転職の都合もあって、2020年10月の3年記念日に入籍しました。大雨の日に車の中でプロポーズをしてもらったのですが、まさかそんなことになると思わず私はジャージ姿でした。(笑)

そろそろ帰ろうか、と車を動かそうとしたらエンジンが動かず、夜中にJAFを3時間待ったのは話のネタとしておいしすぎる思い出です。(笑)

――プライベートもエネルギッシュに充実している印象ですが、なにか意識していることはありますか?

仕事もラクロスも家庭も全てがプライベート!という感覚を大事にしています。

社会人1年目は、「平日頑張るために土日休む」生活でした。「土日楽しむために平日頑張る」にしたかったけれど、はじめての社会人はなかなかハードでしょっちゅう体調を崩し、一時期は反対の耳も聞こえなくなって入院するほどでした。今ではほとんど体調を崩さないし、土日は仕事のことを一切思い出さずに楽しみます。でも仕事は仕事で楽しんでいるので、「リフレッシュ」という感覚ではないです。なんなら土日のラクロスの方が仕事より辛い時もしばしば。

先生としての私、主将としての私、友達としての私、妻としての私、どの私も繕いたくないなと思うので、あまり切り替えずにどの瞬間も100%で過ごすことを意識してると思います。

――家事はどのように分担していますか?二人で家事をするためにルールなど決めていますか?

ご飯を作るのは99%私です。結婚前まで料理が全くできないキャラだった私ですが、料理ってやってみればできるものだったみたいです。キャラを一個手放してしまったのは少し惜しいですが(笑)お皿洗い、ゴミ捨ては夫がします。私は朝が弱いので本当に助かっています。洗濯、掃除は気が向いた方がします。お互いそんなに几帳面ではないので、ゆるっと負担にならない程度にやってます。が、もしかしたら向こうはもっときれいにしていたいかもしれません。(笑)

――結婚してよかったこと・大変なことについて、ラクロス面、仕事面それぞれ教えてください。 

よかったことは、家に帰れば夫に会えること。どんなに生活リズムが合わなくて話す時間はなくても、とりあえず同じ空間にはいるので、安心感があります。(そもそも夫はいるだけで安心感のあるフォルムをしています)

大変なことはあまり思いつきませんが、強いて言うなら二人の時間があまり取れないことかなと思います。お互い平日はもちろん仕事ですが、コロナの影響で月に2度の土曜授業日があるので、休みが重なるのは月に1〜2度ほどです。さらにそこにラクロスが入ってくると……。ですが同じ家に住んでいれば家に帰れば会えるので、一緒に過ごせる時間をより充実させたいなと思います。

――旦那さんは学生日本一の早稲田でHCを務めていたそうですが、旦那さんにラクロスの相談をすることはありますか?戦術の話で喧嘩などしますか?

組織面の話は、ラクロスの相談もします。やはり人生の先輩でありラクロスの先輩でありプロコーチングも学んでいるので、泣きついたら年上らしいアドバイスをくれます(笑)戦術面は、ほぼしません。言い合いになりがちだからです(笑)。CHELのチームメイトがうちに来てビデオを見ながら夫のアドバイスをもらっていることがよくありますが、私はきまってその場にいません(笑)

 

――旦那さんがラクロッサーでよかったと思うことはありますか?

いちばんは、ラクロスへの圧倒的な理解があることです。土日に朝6時に家を出て練習に行き、ミーティングが終わって夜帰ってきて一食も一緒に食べられず、挙げ句の果てに肌はめちゃくちゃ黒い……、なんて結婚式前の新婚の身で中々許されることではないと思います。

それを許容してくれて、むしろ応援してくれて、私の主将としての悩みも聞いてくれる夫には本当に感謝しています!昨年足を怪我して松葉杖になった時も、病院に連れて行ってくれたり家事をしてくれたり、たくさんお世話になりました。夫もクラブで5年間ラクロスを経験していてクラブの先輩でもあるので、色々相談に乗ってくれます。

夫が近いうちに選手として再開したいと話をしているので、それも応援したいです!もう若くないから、怪我には気をつけて、松葉杖にはならないように…。私は車の運転ができないので、病院へは連れて行けません。

――結婚してからラクロスとの向き合い方やとらえ方になにか変化はありましたか?

独身時代は、ラクロスには人生の余暇(仕事以外の時間)を全て使っていいと思っていました。それ以外に注力したいことも特段なかったので、ラクロスの練習やミーティングだけでなく、遊びも旅行も飲み会も、みんなとできるだけ過ごしたい!と思っていました。

でも今は結婚をして、夫との時間をしっかり作りたいと思っています。一緒に住んでいるとは言っても意識しないとなかなかゆっくりした時間を作ることができないので、土日の一部は家庭の時間とお互いに決めています。

――ラクロスに限らず、今後挑戦してみたいこと、成し遂げたいことなどあれば教えてください。

私は驚くほどに上昇志向でなく、自分のことは置かれた場所で咲く天才だと思っています(笑)。そのためあまり野望みたいなものはないのですが、どれだけ歳を重ねても”自分”でいたいです。

今でさえ、女性であり先生であり選手であり妻であり、友達であり娘であり……と、いろいろな私がいます。どの自分も好きだし、ありのままでいられる環境に感謝しています。近い将来、母である私が顔を出すかもしれません。”◯◯ちゃんのママ”である私になるときも来るかもしれません。

それでも、私は私らしく、自分の幸せも求め続けていきたいです。

あと隠れた野望は、父と母と妹と旅行に行くことです。沖縄の海が大好きなので、いつかみんなを連れて行きたいです。

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